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丸駒温泉旅館の天然露天風呂は支笏湖畔の温泉の中でも湖との距離が最も近く、自然の石で作られた露天風呂の向こうに支笏湖が見え、露天風呂の下に敷き詰めてあるちょっと大きめの玉石のところから、ふつふつと温泉が自噴しています。お湯は無色透明ですが食塩泉なので、ちょっとしょっぱみを感じます。

この天然露天風呂は、支笏湖の湖水を引き入れて調整されています。だから湖の水位に左右されることがあり、支笏湖の水位によって湯船の深さが変わります。つまり雨の多い季節は湯船が深く、また冬の時期などは湯の量が浅くなります。

昔は知る人ぞ知るという温泉で以前はのんびり入浴できたのですがしたが、今は観光バスが大挙して押し寄せる観光地になってしまいました。内湯もありますが、ぜひ露天風呂に入ってみてください。

私がこの丸駒温泉旅館を訪れた時は風呂の深さが140cm近くあり、いわゆる立ち湯でした。噂では天然露天風呂と聞いていたのですが、旅館の方からこの水深の理由を聞いて納得がいきました。この丸駒温泉は言い換えるならば支笏湖そのものに入浴ができる温泉なのです。支笏湖の大自然を見ながらの立ち湯は良い思い出です。

初めて行ったときは露天風呂の水位が高く、お湯に浸かりながら、支笏湖とその向こうに風不死岳を眺めることができて、最高でした。２度目に行ったときは、お湯に浸かると、目の前に露天風呂の岩が壁になって、支笏湖が見えず残念でした。その後、ボーリングして新しい泉源からお湯をひく、新しい露天風呂も作られたそうですが、こっちの方もかけ流しかな？