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地獄めぐりは、別府駅からバスで約２０分くらいの場所の「金輪（かんなわ）温泉」内にあり、別府の観光客は必ず訪れると言われます。
地獄とは、別府の様々な色や特徴がある温泉や間欠泉を、地獄の光景のごとく模して観覧できるようにしたものです。別府にはたくさんの地獄が作られていて、その中で「８地獄共通観覧券」を使って入場できるコースのことを、一般的に地獄めぐりと言っています。８地獄とは、鬼石坊主地獄、海地獄、山地獄、かまど地獄、鬼山地獄、白池地獄、血の池地獄、龍巻地獄です。
地獄めぐりの周囲に近づくと、道路や駐車場の側溝からも湯煙が立ち上がっているなど、地獄さながらの雰囲気を作り上げています。コースの回る順番は決められていませんが、一番上の鬼石坊主地獄から下り坂を歩いてゆくのが楽でしょう。８地獄のうち、血の池地獄と龍巻地獄は金輪温泉から車で５分くらいの少し離れた場所にあります。

【８地獄共通観覧券で入場することができる地獄】

• 「鬼石坊主地獄」
  灰色の坊主の頭に似ている熱泥と、鬼が唸っているような音が聞こえる岩があります。比較的新しい綺麗な庭があり、そこで足湯を楽しむこともできます。
• 「海地獄」
  別府最大の大きさを誇るコバルトブルーの海のような温泉があります。
• 「山地獄」
  山のあちこりから湯気があがっています
• 「かまど地獄」
  地獄の噴気で御供飯を炊いていたと言われます。湯気で蒸した玉子やさつまいもなどを食べたり、輻射熱や足湯やであたたまることができます。
• 「鬼山地獄」
  温泉の熱を利用して飼育されているワニの間を通ります。迫力あるワニを目の前で見たり、大きなワニの骨も展示されています。
• 「白池地獄」
  泉熱を利用して飼育されている熱帯魚館があります。
• 「血の池地獄」
  血の色の様な熱泥の温泉で、日本最古の天然地獄と言われています。ここの敷地内だけで販売されている血の池軟膏は万病に効果があるとされています。
• 「龍巻地獄」
  30分から40分くらいの間隔で温泉が吹きあがる日本最大の間欠泉です。

• 営業時間:
  8：00〜17：00
• 定休日:
  年中無休
• 料金:
  8地獄共通観覧券大人2000円、小学生900円

８地獄共通観覧券は、２日間有効です。ワニや熱帯魚、熱帯植物などは子どもたちも楽しむことができまます。初めてのかたは、別府地獄めぐり観光バスを利用すればガイドさんが地獄の名前の由来や観光ポイントを案内してくれます。
坂道を時間をかけて歩くので途中でお腹が空くこともあります。地獄の施設にもレストランがありますが、かまど地獄から坂道を降りたところや金輪温泉のバス停周辺の食堂が値段もお手頃です。