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この駅は、かつては出雲大社への玄関口として参詣者など一日4000人が乗り降りする活気のある駅でした。お召し列車をはじめ、東京・名古屋や関西から直通急行列車や団体臨時列車などが乗り入れるその終着駅でした。
出雲大社を模した駅舎で、国の重要文化財に指定されています。天井の高い待合室はもとより駅舎の屋根にも凝った瓦が採用されています。
建物内の駅長室には貴賓室もあり、二等と三等に区別された待合室や高い天井に下げられた和風シャンデリアなどからはその当時の雰囲気を感じることができます。また、切符売り場には廃止時の普通旅客運賃表や時刻表運賃が掲示されています。終着・始発駅として多くの客が利用した長いホームもそのままで、駅の様子を知ることができます。線路にはD51774号蒸気機関車が保存されていて運転席などを見ることができます。
駅舎内には出雲の観光案内所もあります。鉄道ファンを始め、夏休みなどには多くの家族連れが訪れる観光スポットです。

• 営業時間:
  9：00〜17：00
• 定休日:
  無休
• 料金:
  無料

駅舎の旧事務所は、喫茶店になっていてノスタルジックな雰囲気の中ゆっくりとお茶を楽しめます。観光案内所の他、駅舎の外で地元の野菜などが販売されていますのでお土産などに購入される観光客の姿も見られます。せっかくこちらに行くなら外のＤ51蒸気機関車は必見です。